「性悪説」が基本?不動産投資のメリットと失敗しない人の特徴とは? (3/4ページ)

新刊JP


つまり、「買って」「持って」「売って」という流れの中すべてに「人」が絡んでくるので、あまりにもコミュニケーションが不得手だと辛いかもしれません。

ただ、別に仲良くなることが目的ではないので、投資の成功に向け、相手に対して必要なタイミングで誠実に対応する。話を聞き、言うべきことはしっかり伝えるという最低限のコミュニケーションさえできれば十分です。

■不動産投資初心者は「慎重に相手を疑う」姿勢を持とう ――資金や条件面での「向き不向き」というのはありますか?

関田:さすがに何も持っていないという人はやめた方がいいかもしれませんが、50万円、100万円という資金で物件が買えないというわけでもありません。田舎の方にいけば、5万円、10万円で買える戸建てもあったりします。その物件を300万円かけてリノベーションして、家賃5万円で住んでくれる人が出てきたら、年間で60万円の家賃収入になるので、5年あれば回収できます。もしくは「表面利回りが何%です」と収益目的で売ることもできるかもしれません。

そうやって収益を積み重ねて、徐々に資金と物件を拡大していくというやり方もあります。
手持ちの資金から始めて拡大をしていくと、無担保の不動産がいっぱいできてくるので、それを共同担保に入れて、大きな物件にしていくという手もあります。
本当にいろいろな道があるので、労力をかけて、物件の見極めさえできれば、意外に小さいところからでも始めることができます。

――不動産投資の初心者が特にやってしまいがちなミスはなんでしょうか?

関田:大きく3つあって、1つ目は、「俺は客だという横柄な態度を取る」ことです。
平身低頭、下手に出る必要はありませんが、不動産投資はビジネスなので、相手に嫌われて得なことは何もありません。どちらが上、ではなく、フラットな関係、お互いの利益のために誠実な対応に努めたほうが、よりよい物件や情報、ネットワークを築くことができます。

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