綾瀬はるか、新垣結衣…「ヒット脚本家に愛される」女優たち (2/3ページ)
綾瀬とのタッグに注目してみると、04年のTBS系『世界の中心で、愛をさけぶ』から始まり、『白夜行』(06年)、『MR.BRAIN』(09年)、『JIN-仁-』(09年、11年)、『わたしを離さないで』(16年)、そして今回の『義母と娘のブルース』(18年、すべてTBS系)で実に6度目。全作品に主役または準主役級の役どころで出演しており、綾瀬はまさに森下作品のミューズと言える。
中でも、弱冠20歳で出演した『白夜行』の演技は秀逸だ。余命わずかな女子高生を演じた『セカチュー』のはかなさから一転、大人たちに翻弄され、罪を重ねていく悪女を説得力を持って演じ切った。原作からの大胆な設定改変も功を奏し、視聴率こそふるわなかったものの、名作として今でも根強いファンが多い。
一方、11年の主人公に思いを寄せる武家の娘を演じた『JIN-仁-』も2作続く人気作品となり、完結編は全話平均視聴率20%超え(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。綾瀬はけなげで奥ゆかしいヒロインとして輝きを放っており、出演する数多くの作品の中でも代表作と言えよう。
そして今回の『ぎぼむす』では、CMやバラエティで見せる朗らかな笑顔を完全封印。無表情ながら、情の厚さを感じさせるキャリアウーマンにふんして物語を引っ張り、夏ドラマの話題をさらった。女優の新たな魅力を引き出し、それがストーリーに説得力をもたらすという好循環。“綾瀬×森下”は、まさに相性抜群の黄金コンビである。
一方、“ガッキー”の愛称で親しまれる新垣は、ヒロインがよく似合う女優だ。現在放送中の『獣に~』でも、松田龍平や田中圭らを相手に、ラブストーリーのヒロインとして立ち回っている。
脚本は野木亜紀子。