綾瀬はるか、新垣結衣…「ヒット脚本家に愛される」女優たち (3/3ページ)
いま最も旬な脚本家と言えばこの人で、新垣主演で社会現象を巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)はもちろんだが、最近では石原さとみ主演の『アンナチュラル』(TBS系)もスマッシュヒットさせている。
新垣とのタッグは『空飛ぶ広報室』(13年、TBS系)『掟上今日子の備忘録』(15年、日本テレビ系)、『逃げ恥』、そして今回の『獣に~』で4回目。すべてヒロイン的役どころではあるが、勝気で上昇志向の強いテレビディレクター、寝ると記憶がリセットされる忘却探偵、契約結婚するこざかしさを持つ女性、仕事もプライベートも身を削り続けるアラサー会社員とさまざまな切り口で味付けされ、ドラマごとに新鮮な姿を見ることができる。
とりわけ大きな反響を呼んだ『逃げ恥』では、本来であればかわいげのないリアリストな主人公・みくりが、あそこまで魅力的なキャラクターになったのは、原作の意図を汲んだ胆力のある脚本と、新垣自身が持つ小動物的な愛らしさの相乗効果のおかげではなかろうか。 いうなれば、“ガッキー×野木”の「組み合わせの妙」である。
群雄割拠の芸能界において、代表作を積み上げ、女優としてひときわ輝きを放つ両者の共通点。それはヒットメーカーとの相性のよさ、作品のミューズとなりうる稀有な存在感といえそうだ。