麒麟・川島明「銭湯で1回芸人辞めてる」銭湯の達人たちに聞く「不思議なパワーと魅力」 (1/2ページ)
自他共に認める銭湯芸人である「麒麟」の川島明さんと、世界に羽ばたく「銭湯大使」であるフランス美女ステファニーさんが語る、銭湯へのホットな思い。
■麒麟・川島明「お笑いコンビとして人気格差に悩んだ時期に」
「銭湯って、ひょっとして科学的効果があるのかなって思うんです。熱い風呂に入ると基礎体温が上がるっていいますけど、風邪ひいてないんだけど体が40度近くになるわけじゃないですか。そうなると明るくなる。同じような状況が、筋肉ムキムキの人の体の中でも起こってるんですって。ボクも研究とまでは言いませんけど調べてたら、筋肉芸人って、まあ一発ギャグしかやらないですよね。ボクらにしたら怖すぎるんですよ。あんな一発ギャグ滑ったら、どうしようって、トークと違って一発ギャグって滑ったら死ぬでしょ。ゼロか100なんで、でも明るい未来しか見えていないからやると思うんで、風呂入ってノボせてる状態と一緒やと思うんです(笑)」
こう明るく語る川島さんもかつて、相方との人気格差に悩んだ時期、偶然に入った銭湯に救われた経験を持つという。
「1回銭湯に入って、じっくり考えようかなって思って、入ったときファッと体が軽くなったんです。汗と一緒にストレスが出て行った感じでした。そっから通いだして、今は仕事終えたら、銭湯で、1回芸人辞めてるぐらいの感じでリセットしてますね。今日はいろいろアレやったな、これやったって考えるんですけど、銭湯に入って明るくポジティブになれるので、仕事終わったら、まずは銭湯行って、ご飯ということが増えましたね」
麒麟・川島明 2005年「上方漫才大賞」(第40回)新人賞。人気漫才コンビ「麒麟」の声のエエほうとして有名。最近は「銭湯」大好き芸人として注目されている。