会社も個人も知るべき、生産性の“上がる働き方”“上がらない働き方”の違い (1/3ページ)

新刊JP

『働きアリからの脱出 個人で始める働き方改革』(集英社刊)
『働きアリからの脱出 個人で始める働き方改革』(集英社刊)

「働き方改革」という言葉が使われだして以来、自社の労働状況を変えようと、様々な企業が改革に取り組んでいます。
しかし、働き方改革の支援を行うクロスリバー社が500社以上にヒアリングをしたところ、80%以上の会社が取り組んでいるものの、「成功している」と答えたのはわずか12%というさんさんたる結果だったそうです。

では、「働き方改革」が成功する企業と失敗する企業の違いはどこに生まれるのでしょうか。

同社の代表取締役社長である越川慎司さんは、調査データと実際の支援現場のヒアリングをもとに分析した結果、企業側の働きかけとともに個人の行動・意識の変化が成功の重要な要因になってくると述べます。

その分析を元に個人がすべき働き方の変え方をまとめた『働きアリからの脱出 個人で始める働き方改革』(集英社刊)を参考に、働き方改革が成功する会社の特徴、生産性の上がる働き方をしている人とそうでない人の違いについて説明してきましょう。

■働き方改革成功のカギは社員が「働きがい」を感じているかどうか

越川さんは本書の中で、業務の生産性を上げて“働きアリ”から脱出している人たちの共通点として「働きがいを感じているかどうか」をあげています。

では、一体に何があれば「働きがい」を感じられるのか。調査をすると、おおむね3つのキーワードに集約されるといいます。
「承認」「達成」「自由」です。

「承認」は、自分が他者から必要とされていると感じること。外部から感謝の言葉をかけられることが多い営業よりも内部仕事が多いエンジニア、男性よりも女性、そして若い人より年配の人が、この「承認」を求めている傾向にあるといいます。

「達成」は、売上目標を達成した、大きなイベントをこなした、繁忙期が終わったなどのポジティブな区切りのときに感じます。モチベーションや自信向上につながりますが、日本企業は各部門の責任範囲が不明確なことが多く、達成感を感じにくいという傾向があるようです。

最後の「自由」は、与えられる自由(freedom)ではなく勝ち取る自由(liberty)です。

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