スクープ! 長嶋茂雄&王貞治「2000年ON対決」直筆メッセージ秘話

日刊大衆

※写真はイメージです
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 1枚の色紙に並んだ、日本球界が誇る2人のスーパースターの自筆サイン――。

 一人は“ミスタージャイアンツ”として、日本プロ野球の象徴となった長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(82)。そして、もう一人は“世界のホームラン王”として、前人未到の偉大な大記録を打ち立てた王貞治ソフトバンク会長(78)だ。

 球史に残るレジェンドの自筆サインが記されたこの色紙は、長嶋氏と王氏共通の友人が特別に書いてもらった貴重なもの。まさに球界の至宝とも言える一品を今回、特別に本誌は入手することができた。

 色紙に書かれている日付は、2000年10月21日。巨人と福岡ダイエーの日本シリーズ第1戦が行われた、まさにその日だ。

「この年の日本シリーズは、あの“ON”が監督として初めて激突。試合前から“ミレニアム対決”と呼ばれて大きな注目を集め、視聴率は30%超えを連発。歴史的な決戦となりました」(スポーツ紙デスク)

 巨人V9黄金期のスター選手だった長嶋、王両氏が、指揮官として直接対決する史上初の“ON対決”に日本中が沸いたのも当然だった。

「王ダイエーは前年、日本一に輝いたチャンピオン。長嶋巨人は3年ぶりながら、2位の中日に8ゲームという大差をつけてのセ・リーグ制覇。どちらも両監督の集大成と言えるほど、非常に強いチームでしたね」(前同)

 2人が色紙に自筆サインを書いたのは、なんと第1戦のプレーボール直前のことだったという。

「この色紙を所有しているONの友人の方は、“長嶋と王の対決なんて、もう二度とないかもしれない!”と、第1戦があった東京ドームのロッカールームを訪問。後世の記念にと一筆もらったんだそうです」(色紙所有者と親しい記者)

 日本シリーズの試合前となれば、もちろん両チームともベンチ裏は関係者以外立ち入り禁止になっている。だが、この友人は長嶋氏、王氏と古くからの顔なじみということで、特別に許可が下りたのだという。

「彼は“今、考えると2人には迷惑だったかな”なんて笑っていましたが、ミスターも王さんも、嫌な顔ひとつ見せずに、サインを書いてくれたそうですよ」(前同)

 2人はサイン以外に“メッセージ”も記している。長嶋氏は「洗心」、そして王氏は「氣力」――。それぞれの自筆で書かれた言葉には、やはり深い思いが込められているようだ。

 まず、長嶋氏の「洗心」は、学生野球の父とも呼ばれた故飛田穂洲氏の「快打洗心」の教えから取ったものとされる。

「これは“打席には、いつでも無心で入れ”という意味で、ミスターの座右の銘なんです。現役時代はサインするとき、決まって『野球というスポーツは人生そのもの』と書いていましたが、監督復帰した頃から、この『洗心』の言葉に変わっています」(元巨人番記者)

 片や、王氏のほうは、巨人入団時から現在に至るまでの60年間、サインの脇にはずっと「氣力」という言葉を添えているという。

「王さんといえば、努力に努力を重ねた人。しかし、努力だけでは届かない境地がある。そこに達するために必要なのが“氣力”なのだとか」(スポーツライター)

 いつものように自らの信念を色紙に書いた両監督。しかし、旧知の人物からすると、世紀の一戦を前にした2人の様子は、ふだんとは大きく違ったという。

「2人とも、ギラギラとした勝負師の緊迫感のようなものを感じさせなかったそうです。むしろ、盟友と戦える喜びや充実感のほうが勝っていたような印象を受けたといいます。実際に後年、王さんも“(ON対決は)特別な戦いだった。他の人とやるときには全然感じない感情があった”と振り返っていましたね」(前出の色紙所有者と親しい記者)

 さらに12月22日発売の『週刊大衆』最新号では、病床の長嶋氏と王氏の「直接会談」の内容、そして2人の“最後の夢”を詳報する。

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