天才テリー伊藤対談「ゆりありく」(4)天才の初代を継ぐ二代目は大変だな (2/2ページ)
例えば、御飯をあげる時でも二代目候補の子に「あんたはあと、りくが先だよ」と言い聞かせて、互いの立場を理解させる場を意識して作るようにしていますし。
テリー その辺りは、とても微妙な話だよね。だってさ、来年5月の引退を決めたのは、あくまでも人間の考えであって、りく君はまだまだ芸をやりたいかもしれないじゃない。それなのに、自分を置いて、ゆりあさんは二代目とどこかへ出かけることが増えるとなると、それを寂しいと感じるんじゃないのかな。
ゆりあ そうなんですよね‥‥。りくにとっていちばんいい選択は何なのか、正直言うと、わからない部分は多々あるんです。自分自身、葛藤しているところもあるのですが、一緒に芸をやることはなくなりますけど、これまでと同じように、御飯をあげたり、散歩に行ったりといったことは一切変えずに続けていきます。りくの体調や様子を見ながら、私なりに最後まで責任を持って面倒を見ていきたいと考えています。
テリー うん。18年一緒にやってきたパートナーなんだから、もう夫婦みたいなものだものね。しかし、りく君がここまで天才的だと、二代目のプレッシャーも相当だね。
ゆりあ はい。今までりくが培ってきた、いい部分はそのまま継承しつつ、新しいことにもどんどん挑戦していきたいですね。もっとも実際にやってみないと、その子にハマるネタかどうかがわからない部分もありますけれど。
テリー カツラのネタは、ぜひ継承してほしいなァ。例えば、こんなシチュエーションはどうかな。初デートの現場で、ゆりあさんがりく君に「私がいちばん嫌いなのは、ヅラの人なのよ」なんて言っちゃうの。そうすれば、あのギャグがグッと生きるでしょう。
ゆりあ あ、それ、いいですね。今度やってみようかな。また、ぜひ舞台を見に来てください。
◆テリーからひと言
人間同士でも「あうん」の呼吸になるまでに、どれだけの時間がかかるか。そう考えたら、本当にすごい芸だ。みんなも今のうちに見ておいたほうがいいよ。