年齢を重ねると増える尿トラブル 鍛えておくべき筋肉とその鍛え方とは? (2/3ページ)
意識しなくても骨盤底筋を簡単に鍛えることができるといいます。
ピフィラティスでは腰をリズミカルに弾ませますが、実は、このスキップのような弾む動きがほかの運動と比べて骨盤底筋を鍛える効果が最も高いことが分かっていると本書。

意識せずとも骨盤底筋に力が加わるため、高齢者でも効率よく鍛えることができるのです。
ピフィラティスで鍛えられるのは、骨盤底筋だけではありません。
実は、排尿コントロールには、骨盤底筋が単独で働くわけではありません。骨盤底筋だけの力には限界があります。おなかの腹横筋、お尻の大殿筋、太ももの内転筋という3つの「協働筋」に協力してもらって働くことで、骨盤底筋は最大限の力を発揮することができるのです。
ピフィラティスを行えば、3つの協働筋も自然に鍛えられるので、尿トラブルの改善効果が高まることはいうまでもないでしょう。
本書によれば、尿トラブルの改善率は8割超で、改善が難しいとされる高齢者にも効果があり、平均年齢82.8歳の要支援・要介護の人の場合、ピフィラティスを始めてから3カ月後に54%の人が、6カ月後に62%の人が改善しているといいます(*1)
(*1)薬院通所リハビリテーションセンターによる試験の「尿もれによる日常生活への影響の評価(IIQ・7)」のデータ
ピフィラティス3運動のうち、1運動(ランジ)のやり方を紹介しましょう。この運動の骨盤底筋を鍛える効果は、従来のケーゲル体操と比べて最大41.4倍もあることがわかっています。
<準備運動>
1.両手は腰に当てて両足をこぶし1つ分開き、骨盤を立てて、直立する(①)。
2.片方の足を大きく1歩踏み出し(②)、①の姿勢に戻る。これを3回くり返す。
<姿勢キープ>
3.4回目に、片方の足を踏み出した状態になる(②)。この状態を3秒間キープ。