初夢で七福神を見る方法?信心深い江戸っ子たちは元日から大晦日まで神頼みの日々 (2/2ページ)

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ちなみに新富士の高さは四丈(約十二メートル)でしたが、眺めは絶妙だったそう。

神や死者の霊を呼び寄せる占い「梓巫子(あずさみこ)」

占いも、当時大人気でした。占いの本も豊富に揃っていて、手相や人相、夢占い、生年月日占いなど、実に様々。町にも大体占い師がいたそう。占い師は、先の見えない不安を抱えた江戸っ子にとって、進むべき道を示してくれる大切な存在だったのです。

珍しい占いでは、「梓巫子(あずさみこ)」というものがありました。これは、梓の木でつくった弓の弦を叩いて、神や死者の霊を呼び寄せる占いです。そして、言葉を代弁して吉凶を占うとのこと。ほかにも人相見、陰陽師など。科学や医学が発達していなかった江戸時代、医者にかかることもできない庶民にとっては、神頼みしかなかったのかもしれませんね。

参考文献:女子のためのお江戸案内大江戸ものしり図鑑図解落語入門

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