歌舞伎町の住人MAYURA「薬物をやってからサロンに来るお客さんも…」麻美ゆまのあなたに会いたい! (2/3ページ)
それでも、常に心では“歌舞伎町の常識は世間の非常識”と呪文のように唱えてました」
ゆま「私なんか、すぐに流されちゃいそう……(笑)」
MAYU「いや、けっこうやっていけそうな気がしますよ(笑)。私は6年間で、累計にして6万人の歌舞伎町のお客さんをスタイリングしてきたので、人を見る目だけは自信があるんです。ゆまさんはホストにもハマらなさそうだし、歌舞伎町でも生きていけますよ!」
ゆま「本当ですか? 喜んでいいのか分からないけど(笑)。ところで素人丸出しの質問でアレなんですけど、やっぱり歌舞伎町で働いていると、危ない人とかも多いんですか?」
MAYU「血だらけの人は日常茶飯事的に見かけますね」
ゆま「ひぃえ~」
MAYU「あと、ゴミと一緒に寝ている人とか、ビルの非常階段でしてる人とか……明らかにクスリをやってからサロンに来るお客さんなんかもいましたね」
ゆま「そういうことを淡々と話せるMAYURAさんが、やっぱり怖いです(笑)」
MAYU「まあ、私も変人ですからね。歌舞伎町の住人は、10人中8人が変人だと思って間違いないです」
■ネガティブな人格が色気になってオーラまで感じさせる
ゆま「あのぉ……そんな歌舞伎町の楽しみ方って、あるんでしょうか?」
MAYU「そういう、いろんなタイプの人たちがいることを、客観的に楽しめばいいんだと思います」
ゆま「確かに。MAYURAさんの本に登場する人物も変わっているけど、いい意味で“天然記念物”を見ているような面白さがあります」
MAYU「もともとは一般常識のある人も多いと思うんです。でも、それが歌舞伎町という独特のワールドの中にいると、どんどん毒されていくんですね。もちろん、根っから自己中心的でナルシストだから歌舞伎町にひかれてやってくる人も多いと思いますけど」
ゆま「本の中に、こんな一文がありました。