なぜ、新年の「やる気」は続かないのか? (3/3ページ)
大事なポイントは、自分の主観を基準にすることだ。
何かで一番になったり、100点を取ったり、表彰された記憶でも、自分がそれほど嬉しくなかったのであれば「名場面」にはならない。他人や世間、一般的な評価ではなく、自分の感情が強く動いたかどうかを基準にするのだ。
たとえば、「シリーズもののシールをコンプリートしたときの達成感」「自分のトークで友人を大いに笑わせ」「マラソンを完走した」など、他人とっては取るに足らないかもしれないことでも、自分にとっての名場面であればよい。
こうした名場面を思い出し、書き出していくだけでも、「あのときの自分は誇らしかった」「自分もまんざらではない」「意外にできていたことがあった」と、自己肯定感が高まり、物事に取り組む「やる気」も復活し始めるだろう。
さらに、本書では書き出した9つの「名場面」から一つを選び、自分にとって大切な価値観を掘り起こし、心を揺さぶる大切な価値観に基づいた行動を起こす「行動イノベーションメソッド」が紹介されている。そちらは是非、本書を読んで実践してみてほしい。

年末年始は、将来や未来を考える絶好のタイミングだ。
しかし、そんなときだからこそ、一度、自分の「過去」を振り返って、より良い一年にするための「やる気」のガソリンを注入してみてはいかがだろうか。
(ライター:大村 佑介)