ゲゲゲの鬼太郎の原型! 幻の紙芝居「ハカバキタロー」と紙芝居作家たち【1】 (4/5ページ)
東京から加太こうじという男が来るので、水木荘に泊めてほしいというものでした。水木はこの願いを聞き入れ、以後、加太が関西に来る度に水木荘に泊めることになりました。
加太こうじは、紙芝居草創期の昭和6(1931)年に10代で画家として紙芝居の世界に飛び込み、いくつもヒット作を生み出した人物です。紙芝居の代名詞的作品『黄金バット』にも関わっています。戦後のこの時期には、紙芝居業界の中心人物になっていました。
そんな加太が、水木に絵の描き方など紙芝居の基本を教えました。この後2人の交流は続きます。
こうして「水木しげる・鈴木勝丸・加太こうじ」のトライアングルが完成したことが、『ゲゲゲの鬼太郎』誕生の第一歩となるのでした。