地下アイドル戦線へ再び! 今年はこの子たちで闘います!:瀬名あゆむのアイドル革命! 連載13 (2/5ページ)

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それから考えれば、『仙台店』が安定経営を続けられていることはとても嬉しくありがたいことです。
 ただその反面、アイドルカフェ発の地方アイドルグループとしての『2ねん8くみ仙台選抜』は苦難の道を歩いてきたからもしれません。最初にグループ第一期を立ち上げたのは開店から半年後で、その後、第二期・第三期と、およそ半年から1年ほどの間でメンバーチェンジを繰り返してきました。その間、毎週のように東京のライブハウスを周ったり、CDやDVDを制作したり、単独ライブも開催しました。ぐんぐん上り調子なときもあったし、ちょっとゴタゴタしたときもありました。ただやっぱり一番ツラかったのは、「選抜」メンバーがしっかりと固定されなかったことでした。

 以前に南にこがこのコラムで、「Asteriskで一番つらかったのはメンバーが固定されなかったこと」「さぁこれから……ってときに、メンバーの誰かが辞めてしまうっていうのが何度かあって、それはもう〝地下アイドルあるある〟かもしれないけど、やっぱりキツかったです」みたいなことを告白していましたよね。「仙台店」から見ればガンガンに大活躍していたように見えるAsteriskですら、内にはそういう悩みを常に抱えていたわけです。
 さっき、「10軒中9軒の飲食店は3年もたない」と言われていると書きましたが、もしかすると地下アイドルグループも同じかもしれません。解散とまではいかなくても、3年間同じメンバーで活動できているグループがどれほどあるのでしょうか。もしかしたら飲食店が生き延びる確率より低いかも……です。

 ただAsteriskには結成以来の不動のツートップとして、南にこと陽向あいみがいました。
 だからこそAsteriskは過酷な地下アイドル戦線で活動を維持できて、貴咲えみりと星宮さらはそんなAsteriskに心を動かされて、Asteriskみたいになりたいと思い、『ふぁんしーどりーみー』となったんです。

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