「いだてん」第2話 振り返り。春野スヤは熊本のはいからさん「逢いたかばってん逢われんたい♪」自転車節とは? (3/3ページ)

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新版引札見本帖 第1 国立国会図書館デジタルコレクション

ところでこの歌、あの漫画「はいからさんが通る」にも登場しているんですよ。

第一話、紅緒がはじめて伊集院少尉に出会う場面。紅緒は桜ばかり見ていて自転車でずっこけてしまうのですが、それを見ていた伊集院少尉は上の「ハイカラ節」の2番を歌って、「こんな歌をごぞんじですか?」と尋ねる。その意図は、次の台詞で明らかになります。「まあ女だてらにのれもせぬのに自転車などといきがるなという意味ですな」と。

つまりこの歌は、時代が変わって女性がイキイキし始めたという明るい歌であると同時に、それをはたで見ている人が皮肉交じりに歌う歌でもあるということ。「はいからさん」ってそういう見方をされていたわけです。

熊本の「はいからさん」のスヤは

東京でもそんなふうに捉えられていた当時の女学生たち。

では、田舎の熊本で女学生として暮らしていたスヤはどうだったんでしょう。日本に自転車が持ち込まれてもう20年以上は経っているとはいえ、片田舎で軽快に自転車を乗りこなしながらでかい声で「熊本自転車節」を歌うスヤは、それはそれは目立っていたのではないでしょうか。

すくなくともおしとやかさとは遠く、どちらかというと「はいからさんが通る」の紅緒さん寄り。もしかすると、伊集院少尉がああ言ったように、地元では肯定的には受け取られず、かなり派手な存在だったかもしれませんね。

いだてん~東京オリムピック噺~

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