蛭子能収「『路線バスの旅』で良かったのは…どこだっけ?」インタビューで蛭子節連発

日刊大衆

蛭子能収「『路線バスの旅』で良かったのは…どこだっけ?」インタビューで蛭子節連発

 漫画雑誌『ガロ』などで発表された独特な画風の漫画家としての顔だけでなく、太川陽介との旅番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)など、バラエティタレントとしての顔も持つ蛭子能収さん。失礼なことを言っても蛭子さんだから許される、その独特な生き方のコツとは? 現在発売中の『週刊大衆』1月28日号では蛭子さんへのインタビューを掲載している。

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えびすよしかず 1947年、長崎県生まれ。高校卒業後、看板店、チリ紙交換、ダスキンの配達などを経て33歳で漫画家に転身。現在は俳優、タレントとしても活躍中。

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「この間もロケに行って、駅のホームを歩いたんですよ。そしたら滑って転んで、右手の小指を骨折しちゃってさ……。家に帰って女房に慰めてもらおうと思ったら、“落ち着きがないからダメなのよ!”って怒られちゃうし、しばらく漫画の仕事を受けられないから収入も減っちゃうし……悲しくなるぐらいツイてない。だから今のオレは、誰よりも元気がないんです。新年からトホホですよ(笑)」

――こう失敗談を語りながら頭をポリポリとかく蛭子能収さん。現在71歳。大物でありながら自虐も辞さない愛すべきキャラの蛭子さんに、まずは『路線バス』で訪れた思い出の場所について聞いてみた。

「あ〜思い出の場所ね……エッと、どこだったっけ(笑)。番組でいろんな土地に行きすぎて、行った先から忘れちゃってるんですよ。

 そうそう、山口県の秋吉台は本当にキレイだったなァ。『路線バス』の移動中は居眠りをしているか、窓の外を見ているんだけど、秋吉台は野原に石灰岩の岩肌がたくさん露出したカルスト台地で、そんなすごい場所をバスが走るんですよ。あと宮城県の松島も、たしか林の中をバスが通って行ったんだけど、すごくキレイでワクワクしました。

 オレはグルメには本当にうとくて、そっちはまるで思い入れがないの。田舎に行くと、その土地の名産を薦められることが多いでしょ? でも、名物料理って焼き魚や刺身が多い。どうもアレが苦手で……。オヤジと兄が漁師だったこともあって、子どもの頃に魚をさんざん食わされてたせいで飽きちゃったんですよ。それこそ、うなぎなんて、どこがうまいんですかね? 番組でうなぎ屋さんに行くこともあったけど、うなぎのメニューしかないから、“困ったな〜”“お茶漬けのほうがマシだな〜”ってボヤいてた。太川さんなんかは、いつも食通ぶった顔してるから、その日もうれしそうに食べてましたけど、オレには、まったく魅力が感じられないんですよ。

 オレは、それよりもお肉が大好き。やっぱりトンカツとかハンバーグとかステーキを食べると、元気が出ますからね。若い頃からファミレスに行ってはお肉のセットを頼んでいました。ここ10年はロイヤルホストのソーセージやハンバーグが、てんこ盛りになったセットばかり食べてますよ」

――蛭子さんの魅力といえば、やはりこの自由気ままな発言の数々。『路線バス』でも太川陽介やマドンナ(ゲストの女性タレント)がご当地の味に舌鼓を打つ中、一人、カレーやトンカツやオムライスを注文する蛭子さんの姿が人気となった。

「みんなが喜ぶものを、普通に楽しめない性格なんです。旅の醍醐味として、温泉を挙げる人って多いと思うんだけど、オレの場合は温泉も全然好きじゃない。だって、そもそも服を脱ぐのって面倒くさいでしょ? 

『路線バス』では、なぜかオレと太川さんが湯船につかってるシーンを撮りたがるんだけど、撮影スタッフには、いつも“マドンナだけ映したら、どう?”って注文してました。

 しかも、あの番組でお世話になる旅館やホテルでは、他のお客さんが使わないような早朝しか撮影ができないっていう裏事情があるんです。眠たい中、服まで脱いで好きでもない温泉に入る……毎回、すごく苦労しましたね(笑)」

■「鈴木奈々ちゃんがすごくかわいいんです」

――過去、『路線バス』では、さとう珠緒はいだしょうこらと混浴してきた蛭子さんだが、それについても「面倒くさかった」と蛭子節。だが、そんな蛭子さん、最近、気になる女性タレントがいるようで。

「えへへへ(笑)。恥ずかしい話なんだけどさ、鈴木奈々ちゃんがすごくかわいいんですよね。バラエティ番組で一緒になると、彼女が話しているのを目で追っちゃうんですよ。仕草とか動きがとにかく全部、めちゃくちゃ面白くて。オレは何よりもまず、話をしていて面白い女の子が好きだから、彼女みたいな子はホントに好きなんですよね。

 え? 性的な目で見て気になる女性ですか? それは、さすがに大きな声じゃ言えないな〜。性的には、アジアンの馬場園梓さんとか、渡辺直美さんとか、ぽっちゃりした人のほうが好みですよ(笑)。

 そうそう、以前、ラスベガスに行ったとき、驚いたのが、向こうの女性たちはホテルの中でもどこでも、みんな、いつでもタンクトップ姿だってこと。おまけにぽっちゃりしてるもんだから、すれ違うたびにググ〜ッて目が行っちゃって、困ってしまったなァ」

――蛭子さんといえば、無類のギャンブル好きとして知られる。特に、ボート歴は20歳で始めてから50年間で「トータルで1億円以上は負けている」とか。さらに麻雀にも没頭し、1988年には麻雀賭博で現行犯で逮捕。その後、約3か月間タレント活動を自粛し、記者会見で「もう二度とギャンブルはしません。賭けてもいいです」という珍言を放ち、話題となった。

「それ以来、雀荘に行くことはあっても一切、賭けない。いわゆる健康麻雀ばかりです。指先や頭を使う麻雀は認知症の予防にもいいというんで、高齢の人たちに人気があるんですよ。でも、みんなに言いたいのは“多少でもお金を賭けたほうがいい”ってこと。

 いつも行く雀荘には、オレよりちょっと下の世代の奥さん層のお客さんが多いんですけど、賭けていないから緊張感が全然ない。いくら振り込んでもキャッキャ、ウフフと笑っているんですよ。“この牌を切って当たってもいいや。何位になってもいいや”なんてユルい感覚で麻雀をしてたって、脳は活性化しませんよ。

 まず面白くない。実際に健康麻雀ばかりするようになってから、少し頭が悪くなった気がする。実際、最近は物覚えが悪くなっちゃって」

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 現在発売中の『週刊大衆』1月28日号では続けて蛭子さんのインタビューを掲載。蛭子さんが、人生の目標である「死なないこと」についてのんびりと語っている。

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