社会的な疎外感がテロリズムを生む。それは脳を見れば分かる(英研究) (2/3ページ)

カラパイア



 このとき、被験者の半数には、本人としてではなく、スペイン風の名前と容姿を持つアバターでプレイしてもらった。これは被験者に疎外感を与えるためのものだ。

 それから、さらに追加の質問を尋ねつつ、その間の脳波を測定した。

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・疎外感を与えられた者ほど脳の左下前頭回が活性化

 その結果、自分の信念のためなら暴力も厭わないと回答した被験者では、脳の左下前頭回が特に活発になることが明らかになった。

 ここは絶対に妥協できないほど重要とみなす思考に関連する領域だ。

 決定的だったのは、ゲームで疎外感を与えられた被験者ほど、目的のために命をかけて戦ってもかまわないと回答する傾向にあり、その際の左下前頭回の活動が活発だったことだ。
 
 また、一番最初にした質問において回答者が暴力を正当化できないとみなした事項を再度質問してみると、そうした人たちの脳波は絶対に妥協できない事項について回答しているときと同じような活動を示していた。

 すなわち、ほんの短い間コンピューター上で疎外感を受けただけで、それまで暴力を容認できないと感じていたはずの事柄に対して、脳がテロリストのような反応をするようになったということだ。

 そうした人が一生を通じて社会から受け入れられなかった場合、どのように感じるのか想像してみてほしい。

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・現在のテロ対策の問題点

 もちろん、社会的疎外感だけが人を暴力へ駆り立てる唯一の要因ではない。だが、今回の結果からはそれが重要なものであることが窺える。
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