中世ドイツ女性の遺骨の歯に付着していたラピスラズリ。当時女性がアーティストとして活動していた証拠 (2/3ページ)

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この仕事を任されるのは、熟練した絵描きだけだったし、ラピスラズリを扱うことができる人間も限られていたという。

 でも、どうして昔の遺体の歯にラピスラズリがついていたのだろう?

 当時の共通の手法として、筆先をきれいに整えるために、絵筆の先を舐めていたからだと研究者は考えている。

 は医科的な治療を受けた可能性もあるが、B78の口の中から数世紀もたってから見つかったラピスラズリの量からいって、絵筆の先をしょっちゅう舐めていたからという説が、妥当な説明だろう。


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image credit:Science Advances

 偶然に見つかった遺骸が、中世のエリートアーティストだったなんて、最高にクールな発見だ。だがこの発見はもっと大事なことを示唆している。

 当時の筆記者はすべての本を手書きで書いていた。当時の女性がこの作業に貢献していたのに、それが文献として残っていなかったことだ。

 「こうした文書は男性のために作られたからです。当時は男性中心の社会で、女性は活躍の場は与えられなかったと考えられてました」ビーチは語る。

 「でも、この発見はわたしたちの偏見を正してくれます。

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