中世ドイツ女性の遺骨の歯に付着していたラピスラズリ。当時女性がアーティストとして活動していた証拠 (1/3ページ)

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中世ドイツ女性の遺骨の歯に付着していたラピスラズリ。当時女性がアーティストとして活動していた証拠
中世ドイツ女性の遺骨の歯に付着していたラピスラズリ。当時女性がアーティストとして活動していた証拠


 ドイツの修道院に埋葬されていた、中世の女性の遺体の歯から、青い鉱物、ラピスラズリが見つかった。

 ラピスラズリは古代から宝石として、また顔料ウルトラマリンの原料として珍重されてきた貴重なものである。

 これは、彼女がアーティストであったことを示している。彼女が当時の優秀なアーティストであったことを示す、極めて珍しい証拠であり、センセーショナルな発見となった。


・中世の女性がアート活動を行っていた具体的証拠

 「まさに、わたしの分野における衝撃的な発見といっていいでしょう」オハイオ州立大学の中世歴史学教授、アリソン・ビーチは言う。

 「中世の女性が、芸術や文学的活動を行っていた具体的な証拠が出てくることは、本当に珍しいことなのです」

 B78と呼ばれるこの名もなき女性は、死亡推定年齢は45歳から60歳の間、1000年から1200年の間のどこかで亡くなり、ドイツの修道院に埋葬された。

 研究者たちは最初、中世の食生活について知ろうと口内を調べていたが、もっと重要なこの事実がわかった。

 歯にラピスラズリの痕跡が見つかったのだ。

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image credit:MAX PLANCK INSTITUTE/CHRISTINA WARINNER

・なぜ歯にラピスラズリが?

 当時、ラピスラズリは、青い色素を作り出すために使われ、ゴールドと同じくらい貴重だった。

 とくにアーティストは、この貴重な材料を使って、写本を複雑に装飾する装飾写本を作っていた。
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