『雪の華』以外にもたくさんある! 名曲から生まれた映画たち (2/2ページ)

学生の窓口

ケニアの戦傷病院で従事する医師と、現地の人々との交流を描いています。元の楽曲自体が、さださんがケニアで医療ボランティアに従事した実在の医師の話に感銘を受けて作られたもの。

実話⇒楽曲⇒映画という珍しい流れで製作された作品です。主人公の医師・島田を演じた大沢たかおさんの演技も光る傑作です。

『精霊流し』(2003年)

2003年に公開された内田朝陽さん主演の映画。タイトルからわかるように、さだまさしさんと吉田正美(現:吉田政美)さんによるデュオ『グレープ』の代表曲がモチーフの作品です。

モチーフといっても、楽曲がダイレクトにモチーフになっているのではなく、さださんが楽曲を基に書き下ろした同名の自伝小説が原作なので、さださんの半生を描いた映画といっていいでしょう。

『結婚しようよ』(2008年)

吉田拓郎さんが1972年に発表した同名のヒット曲がモチーフの映画です。成長した娘たちの「親離れ」を寂しく思う父の姿を描いたヒューマンドラマで、三宅裕司さんが家族思いの父親を好演しています。

タイトルにもなっている『結婚しようよ』の他、作中には吉田さんの楽曲が数多く登場するのも特徴です。

『桜ノ雨』(2016年)

内気な自分を変えようと思って合唱部に入った女子高生が、部活動や恋愛を通して成長していく姿を描いた作品。主人公の遠野未来を山本舞香さんが演じ、未来が恋する桜音ハル を浅香航大さんが演じました。

作品のモチーフとなったのが、森晴義さんが2008年にニコニコ動画で発表した同名楽曲です。


以上、「名曲から生まれた映画」をご紹介しました。2019年は楽曲がモチーフの映画が幾つも公開されます。冒頭で紹介した『雪の華』や『愛唄 ー約束のナクヒトー』の他にも、関西のロックバンド『PAN』の楽曲『想像だけで素晴らしいんだ』がモチーフとなっている『想像だけで素晴らしいんだ - GO TO THE FUTURE-』も1月26日に公開されます。

こうした楽曲がモチーフになっている映画を見る場合は、見る前に楽曲を聴いておくとより楽しめるでしょう。

(中田ボンベ@dcp)

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