『3年A組』、第4話で早くも視聴者離れ進む? 視聴率が大幅ダウンしてしまったワケ

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『3年A組』、第4話で早くも視聴者離れ進む? 視聴率が大幅ダウンしてしまったワケ

 日曜ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の第4話が27日に放送され、平均視聴率が9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。前回の第3話からは1.7ポイントのダウンとなったが、この日の同時間帯には嵐の活動休止発表のほぼ全編を放送した『Mr.サンデー』(フジテレビ系)が放送。平均視聴率13.6%を記録したのに押された格好となった。

 卒業を10日後に控える高校3年生の29名をある教師が人質に取り、その教師が「最後の授業」を行うというストーリーが描かれている本作。主演の菅田将暉、ヒロインの永野芽郁はじめ、旬の若手俳優・女優やネクストブレイクが期待される俳優たちを集めた話題作でもあり、初回視聴率は10.2%を獲得。第3話では11.0%を記録したものの、一転してひとケタ視聴率となってしまった。

 「裏番組が強かったとはいえ、視聴者からは、『同じ話の繰り返し』『飽きた』といった否定的な声が多く聞かれています。実は第1話から第4話までは、特定の生徒をキーパーソンとしてフィーチャーし、柊(菅田)が全貌を暴こうとしている澪奈(上白石萌歌)の自殺の原因のひとつを作ったその生徒が自問自答するような展開に。柊が暴れたり強引な手段に出たりして、最後には自分の罪を泣きながら認め、クラスメイトの結束が少しずつ強くなるという同じパターンが繰り返されています。第4話のラストでは、これまで柊が殺したとされる生徒が実は生きていたことが判明した。次話からは違うパターンが見られる可能性もありますが、視聴者が飽きてしまったのはこのためでしょう」(ドラマライター)

 一方では、「『鈴木先生』にバイオレンス風味足してみました的な内容に思える」「『GTO』の失敗作みたい」と既存のドラマとの類似も指摘されている。

 「第1話終了後から、映画『悪の教典』や『バトル・ロワイアル』に似ているといった指摘も寄せられていましたが、実は柊がかなりアツい教師ということが次第に判明してきました。第4話では人質に取っているという状況にも関わらず、生徒が次第に柊に対し信頼を寄せ始めるかのように駆け寄るシーンも描かれました。信頼できる教師が生徒を成長させるストーリーは『GTO』(フジテレビ系)、『鈴木先生』(テレビ東京)でも描かれており、視聴者は既視感を拭いきれないようです」(同)

 第4話の終盤では早くも全貌が見えてきてしまった本作。果たして次話で新たな展開はあるのだろうか。注目が集まる。

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