学生注目! 今観ておきたい「大学が舞台」の名作映画 (2/3ページ)

学生の窓口

この全力疾走するばかばかしさが本作の魅力です。

『ハチミツとクローバー』(2006年)

羽海野チカ先生の同名漫画を原作とする映画で、美大生と彼らに関係する人たちの青春群像劇となっています。

美大生・竹本祐太は、美大の先輩である森田忍、真山巧と同じアパートで楽しい大学生活を送っていました。ある日、美大の先生・花本修司のいとこの花本はぐみが大学に転入してきます。はぐちゃんは新進芸術家として注目されている天才でしたが、引っ込み思案で人見知りな性格。登場人物の人間関係と恋愛模様を描く物語です。

原作は全10巻と長く、ストーリーの全てを1本の映画にまとめることは不可能です。そのため原作ファンにとっては歯がゆい映画かもしれません。しかし、大学生活の楽しさや切なさが見事に凝縮されており、登場人物たちの純情さにはすがすがしささえ感じるでしょう。大学の友達っていいよな、と思わされる作品です。

『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)

世界的なSNS『Facebook』の創設者、マーク・ザッカーバーグらの実話を基に映画化した作品です。ハーバード大学2年生だったマークがいかにして『Facebook』を作り出し、その成長を守ったかが描かれます。その結果何を失ったのかも。

マークは優秀なプログラマーでしたが、人と付き合うのは苦手なタイプ。エリカに振られたことから女子学生のランキングサイトを作ることを思いつきます。公開してみると、そのサイト「Facemash」はサーバーをダウンさせるほど大人気となります。マークはこれを発展させ相棒と一緒に「The Facebook」、「Facebook」へと拡大させていきます。しかし、アイデア盗用の告訴、相棒からの告訴と2つの裁判を抱えることになる……というストーリーです。

監督はデヴィッド・フィンチャーが務めているため、ソリッドな演出であくまでもクールな作品に仕上がっています。しかし、一介の大学生が世界中で使われるSNSを作り出すという成功の軌跡は、大学生のみなさんを奮い立たせることでしょう。

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