浅草(あさくさ)と浅草寺(せんそうじ)、同じ漢字なのに訓読みと音読みなのはなぜ? (2/3ページ)

Japaaan

例外としては

浅間神社(神社なのに『あさまじんじゃ=訓読み』ではなく『せんげんじんじゃ=音読み』) 清水寺(お寺なのに『せいすいじ=音読み』ではなく『きよみずでら=訓読み』)

などがあります。

「あさまじんじゃ」と訓読みされることもある浅間神社は、かつて日本鎮護の神山とされた富士山を神格化した「浅間神」を祀る神社でした。それが神仏習合によって「浅間神=浅間大菩薩」とされたため、仏教の影響を受けた「せんげんじんじゃ」という呼称も同時に使われていくこととなったのです。

また清水寺は、一般的には「きよみずでら」と読まれることが多くなっていますが、元々は「せいすいじ」と読んでいました。

清水寺の境内には、約4メートルの高さの「音羽の滝」があります。この水は「黄金水」「延命水」と呼ばれ「飲めば願いが叶う」と言われていることから参拝者の多くが飲みに来ます。

飲めるということは、この滝の水はとても清らかということ。
そこから「清(きよ)らかな水(みず)の寺(てら)」と人々から呼ばれるようになり、いつしか正式名称となったのです。

「浅草神社」には「浅草寺」と一体だった歴史も?

さて、浅草寺と同じ境内には、地名と同じように訓読みをする「浅草神社(あさくさじんじゃ)」があるので、なおさら読み方で混乱してしまいますよね?実は浅草神社は、浅草寺の創建に深い関わりのある神社なのです。

ある時、現在の隅田川で漁をしていた檜前浜成(ひのくまはまなり)・竹成(たけなり)の兄弟の網に、仏像が何度もかかりました。相談を受けた土師真中知(はじのあたいなかとも)は、それを観音菩薩像であると見抜き、後に僧侶となって自宅を寺にしてお祀りしました。

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