“この世の地獄”北朝鮮からの『脱北者』が直面する悲惨な未来 (2/2ページ)

週刊実話



「過去には、脱北者は偽造身分証明書を使って中国から出国できましたが、最近は政府職員の持っている電子機器で身分証の真偽が分かってしますから、中国から出国するのは容易ではありません」(北朝鮮ウオッチャー)

 こうしてやっとの思いでたどり着く現在の韓国も、文在寅政権の北寄り政策により、脱北者にとって居心地の良い国ではなくなった。

 一方、17年の11月に板門店(共同警備区域)にジープで乗り込んで、北の兵士たちから銃撃を受けながらも命からがら南側に到達し、南の兵士らに介抱されて病院に運ばれた脱北兵士オ・チョンソン氏(26)は、今どうしているのだろうか。

 北朝鮮から脱北した人たちが一時教育を受けられるハナ院(ハナウォン)という施設がある。ハナ院の正式名称が「北韓離脱住民定着支援事務所」だ。脱北者は、ここで計12週間の教育を受け、修了後は定着金400万ウォンと賃貸住宅を国から世話してもらう。オ・チョンソン氏の場合は、この定着資金で、家具や冷蔵庫などを購入したら余ったお金はわずかだったという。

 銃創はかなりよくなったが、曇った日には痛むという状態だ。加えて腰が本調子ではなく、長く立っていたり、重い物を持ち上げるのはきついという。そんな状態だから、北にいるときには25度の焼酎を7本ぐらい飲んだというが、今は全然飲めなくなったという。

 今後は韓国で独立して歩むことになるが、天が与えてくれた「自由」をどう享受するか、なお試練は続く。
「“この世の地獄”北朝鮮からの『脱北者』が直面する悲惨な未来」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る