部下をダメにする上司がやりがちなコミュニケーションの特徴 (2/3ページ)
■面談の内容が「ダメ出し」ばかりになっている
目標設定や業績確認など、上司と部下の1対1の面談で「ダメ出し」ばかりする。こちらも部下を委縮させ、パフォーマンスを下げてしまう悪要因になります。
こうした面談は、上司が話しているだけだったり、改善点を指摘するだけだったりして、相手に話させないケースが実に多いと山口さん。「ここがダメ」「ここをやれ」と言われ続けた部下は、「詰められている」「叱られている」と感じ、何も言えなくなるでしょう。
部下のパフォーマンスを最大限発揮させるのが上司の役割の一つ。
そのために、上司は部下に対して段階的に質問をしていきながら、改善点の克服と将来自分が活躍するために何をすべきなのかを考えてもらうことが必要です。「ダメ出し」だけでは、視点は未来に向きません。
「自分はこうすればモチベーションが上がるから、部下も同じだろう」と勝手に思い込んでいないでしょうか。それは違います。モチベーションを高める要因となる「モチベーションファクター」は人それぞれ異なるのです。
山口さんはモチベーションファクターには、2つの志向と6つの要素があると述べます。1つ目の志向である「牽引志向」には「目標達成」「自律裁量」「地位権限」の3要素が、そして2つ目の志向である「調和志向」には「他者協調」「安定保障」「公私調和」の3要素があるのです。
「目標を達成するために仕事をしている」という人もいれば、「人の役に立つことに働きがいを感じる」という人もいるでしょう。
大事なのは、どの要素もビジネスに貢献するものだということ。自分が「目標達成」タイプだからといって、全員が同じことでモチベーションが高まると勘違いし、それを押しつけようとすると、部下のモチベーションは逆に下がります。
個々のモチベーションファクターを把握し、それにそったマネジメントをする。こうすることでマネジメントはグッとやりやすくなります。