“希代の巨根ワル”羽賀研二に地獄へ突き落とされた被害者たち (2/3ページ)

週刊実話

皮肉な話ですよ」(当時を知るマスコミ関係者)

 アンナとは“平成のバカップル”として一躍話題になったが、羽賀の女癖は相変わらずで、元グラビアアイドルの桜庭あつことの浮気も発覚した。桜庭は関係を認めたが、羽賀は交際を全面否定。桜庭は“売名タレント”のレッテルを貼られ、芸能界を追われるハメになった。その後、羽賀の莫大な借金が原因でアンナとも’99年に破局している。

「アンナと別れた時に羽賀の借金は2億4000万円あったんですが、宝石ビジネスでアッという間に完済した。羽賀は持ち前のジゴロ体質をいかんなく発揮し、デート商法の手口で女性客に宝石を価格の数十倍の値段で売りつけたんです」(前出・芸能関係者)

 女性を食い物にした例はまだある。羽賀はナンパスポットとして利用していた東京・白金台のカフェレストラン『B』のオーナーから常連客だった大手消費者金融業者の未亡人を紹介され交際。しかし、羽賀の悪評を知った親族は遺産を分捕られることを恐れ、莫大な手切れ金を羽賀に渡し強引に別れさせた。

 「未亡人側から金をせしめた羽賀に、『B』オーナーは医療コンサルタント『ウエルネス社』の未公開株を勧めたんです」(前出・元女性誌記者)

 金に異常なまでに執着する羽賀は、同株を「1株120万円」と3倍にあたる嘘の価格を大阪市内の不動産会社社長に提示。約3億7000万円を脅し取ったとして恐喝未遂容疑などで大阪府警に逮捕(’07年)された。

 「羽賀の裁判に証人として出廷した元歯科医のT氏と、大量のウエルネス社の株を購入した俳優の山下真司の義理の息子も『B』の常連客。羽賀が巻き込んだんです」(前出・芸能関係者)

 羽賀の裁判の証人に立ったT氏は羽賀が有利になるような証言をしたことで偽証罪に問われ逮捕。当時、T氏は都内に3つの歯科医院を経営していたが、逮捕後、糖尿病悪化で失明し、歯科医引退に追い込まれた。

 「今も苦しい生活を送っているようです。また、大量のウエルネス社株を購入した山下の義理の息子さんは心労が重なって自殺したんです」(芸能ライター)

 羽賀に関わった人たちは次々と不幸のドン底に落ちていった。

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