妊娠をしたら「岩田帯」と言われる腹帯を巻くのはなぜ?「戌の日」にこだわる理由は? (1/2ページ)
日本には、妊娠五か月目くらいのときに妊婦のお腹に「岩田帯」といわれる帯を巻いて安産を祈願する風習があります。これを「帯祝い」や「着帯式」などと呼んでいます。
帯は妊婦の親族から贈られ、「帯祝い」を行った後は通常、親族同士による共食の祝宴が行われます。みんなで食事をした後は、腹帯をした妊婦と共に安産祈願の社寺に出向き、安産を祈るのが一般的な形とされています。
「岩田帯」の「岩田」という呼び方についてはいくつか由来があるようですが、「結肌帯(ゆいはだおび)」と呼ばれていた肌に巻く帯が転じて「岩田帯」とよばれるようになったそうです。現在では、「岩のように頑丈な体で健康な赤ちゃんが産まれますように」という願いが込められていると考えられています。
古事記にも?「岩田帯」の起源その「岩田帯」の起源は古く、「古事記」の中にもとめることができます。三韓を征するために出兵する際、妊娠後期であった神功皇后が鎧のかわりに石を挟み込んだ腹帯をつけて出陣したことが起源とされています。
江戸時代、岩田帯を巻くのは五か月目の戌の日がよいと考えられるようになりました。わんちゃんて一度にたくさんの子どもを産みますよね、しかもお産で命を落とすことは少なく軽いです。岩田帯を戌の日に巻くのがよいとされているのは、このわんちゃんにあやかってのことです。
このような出産とわんちゃんを結びつける考え方は他にもみることができ、例えば安産祈願の寺とされる奈良県奈良市の帯解寺の絵馬は、表面にはかわいいわんちゃんがデザインされています。
