野村克也「巨人のここがダメ! 原辰徳も長嶋茂雄も監督の器じゃない」伝説の名将がぶった斬り! (3/5ページ)

日刊大衆

これじゃ話にならないよ。小林は大学から社会人に行って、プロだろ? 先入観はいかんのだけど、大学出の名捕手って、ほとんどいない。古田(敦也/元ヤクルト)ぐらいじゃないか。特にキャッチャーは、高校からすぐにプロに入って、しっかり基礎を学んだほうがいい。19歳から22歳は、野球選手として一番影響を受けやすい時期。そこでちゃんとした指導が受けられれば、大きく成長できる。逆に間違った指導を受けると、それを直すのが大変なんだ。古田だって入ってきたばかりの頃は、肩以外、全然ダメだった。だからベンチで俺の隣に座らせて、一つ一つ教えてきたんだよ。

 でも、大学出身とはいえ、阿部慎之助は、巨人では森以来の名捕手になってもおかしくなかった。入団当初は未熟な点が多かったから、「なんだ、このキャッチャーは……」ってバカにして見ていたんだ(笑)。ところが、日本シリーズを何度も経験し、彼はガラッと変わった。キャッチャーにとって、日本シリーズは1球たりともおろそかにできない場。適当なサインを出したばかりに、日本一を逃すことさえある。捕手にとって、この舞台を経験しているかどうかは非常に大きい。阿部も日本シリーズ特有のプレッシャーの中で、学んでいったんだと思う。

 それなのに、「捕手として、これからが楽しみだ」というところで、ポジションをファーストに替えてしまった。首脳陣には、何も見えていなかったのかな。本当にもったいない。今シーズンからキャッチャーに復帰するようだけど、もうじき40歳という年齢を考えると、ちょっとしんどいわな。

■ジャイアンツは菅野智之の存在が大きい

――今季、大型補強で、さらに強化されたジャイアンツの巨大戦力。ただ、野村氏は、チームが勝つためには、選手層の厚さ以外に必要なものがあると語る。

野村「中心なき組織は機能しない」という言葉があるように、チームには中心的存在が必要。その点、菅野(智之)のような絶対的なエースがいるのは、今の巨人にとって、とても大きいだろうね。菅野は、野球の本質に一番近づいているピッチャー。頭を使って野球をしているし、ピッチングの鍵はコントロールと配球だということを熟知している。

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