『いだてん』視聴率復活の鍵は、やっぱりクドカン? (2/3ページ)
昨年の『西郷どん』は幕末、来年の『麒麟が来る』は戦国時代が舞台と、大河では歴史ファンが好む時代設定が選ばれてきた。例外はあるものの、大河ドラマ=本格時代劇というイメージがあり、そのことで一定の視聴者から支持を得てきた特別なドラマ枠なのである。
『いだてん』は確かに歴史を描いてはいるが、大河ファンが好む「いつもの時代劇」ではなかった。幕末の英雄譚や戦国武将たちの勇姿を見たい大河ファンにとって『いだてん』は、あまりにも突飛で“大河ドラマ”として見られなかったという人が多いのだろう。
■“いつものクドカン”を取り戻すべき!
では、これまで大河ドラマを見てこなかった層にとってはどうだろう。『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)など数々のヒットドラマを生み出してきた宮藤官九郎(48)の脚本ということで、『いだてん』は放送前から話題になった。大河に興味がなかった若い視聴者からも注目されたのだが、いざふたを開けてみたら説明の多い時代劇で、軽快&コメディ満載といったクドカンらしさも抑え気味。「いつものクドカン作品」を楽しみにしていた視聴者は、肩すかしを食らってしまったことだろう。
このように『いだてん』は既存の大河ドラマ視聴者、クドカンファンの両方から「いつもと違う」と思われてしまったようだ。これでは視聴率も伸びないわけだ。