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巨人・原監督が敵チームに「丸の情報」を提供する理由は

 貫禄か、それとも単なる強がりか? 原辰徳監督(60)がまた一つ、“マルヒ”を明かした。2月19日、翌20日のKIA戦(韓国)で、丸佳浩(29)をセンターではなく、ライトの守備に就かせると宣言したのだ。指揮官の宣言通り、丸は2番・ライトでスタメン出場した。

 調べ直してみたが、丸が公式戦でライトを守ったのは、14年5月の埼玉西武戦が最後。以後、ライトの守備には就いていない。丸は13年から6年連続でゴールデングラブ賞に選ばれた名手だ。普段はセンターであっても、「やれ」と言われれば、ライトでもそつなくこなすのだろうが、原監督の目的が分からない。

 「試合の流れ、他選手との関連でそういうこともシーズン中に『起こりうるから』と説明していましたが。ライト、レフトにはライン際に曲がりながら飛んでくる打球も少なくありません。シーズン中に急きょライトに回したときに慌てないように、ということでしょう」(スポーツ紙記者)

 しかし、原監督の丸に関する話題提供は、これが初めてではない。阪神OBの掛布雅之氏(63)が巨人キャンプを視察したとき(14日)も、「2番・丸」の打順構想をアッサリと明かしている。

 丸の打順に関する話は、他の選手にも影響するという。

 「坂本勇人が何番を打つのか、セ5球団のスコアラー間で議論されていたんです。今年の坂本は、キャンプ初日からフルスイングをしていました。1番を任せたシーズンでは『出塁』を意識したのか、コンパクトなスイングで調整していました。オフの間、攻撃的な野球を好む原監督は3番タイプのバッターを2番に置く構想も明かしていた。その新しい2番バッターとして予想されていたのが坂本でした」(前出・同)

 坂本がフルスイングをしていた。ここに、2番・丸の構想を明かされたことで、「3番・坂本」など他選手の起用法も明らかになった。

 ここまでの原監督を見ていると、こうしたヒミツをあっさりと明かしている。

 打順を明かすことが優勝を争う上で致命的なマイナスになることはない。ただ、開幕カードでぶつかる広島、第2節で対戦する阪神は対策を立てやすくなる。手の内をあっさり明かせるのは、余裕か?

 「今年の巨人キャンプは順調です。

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