アカデミー賞各賞の日本人初ノミネートと初受賞を調べてみた (2/5ページ)

学生の窓口

1958年の第30回で歴史的快挙を達成!

1958年に行われた第30回アカデミー賞では、『戦場にかける橋』に出演した早川雪洲さんが助演男優賞、『サヨナラ』に出演したナンシー梅木さんが助演女優賞にノミネートされるなど、日本人俳優の躍進が目立ちました。このうち、ナンシー梅木さんが助演女優賞を獲得。俳優個人が表彰される部門としてはこれが初めての受賞でした。

残念ながらナンシー梅木さん以降の受賞者が出ていませんが、そもそも主演男優・女優、助演男優・女優といった俳優の個人賞に日本人がノミネートされる機会がほとんどないのです。今年を含めて91回のアカデミー賞の歴史の中で、日本人俳優がノミネートされたのは5回しかありません。それだけに、ナンシー梅木さんの受賞は歴史的な快挙といえるのです。

また、同じように個人にスポットが当たる賞では、前述の和田三造さんのほかに、第58回(1986年開催)でワダエミさん(作品『乱』)、第65回(1993年開催)で石岡瑛子さん(作品『ドラキュラ』)が衣装デザイン賞を受賞。第60回(1988年開催)では、『ラストエンペラー』の音楽を手掛けた坂本龍一さんが「作曲賞」を受賞しています。
第90回(2018年開催)で、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でメークを担当した辻一弘さんが、「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞したのも記憶に新しいところですね。

初めて外国語映画賞を受賞したのは黒澤明監督作品

日本の作品がたびたびノミネートされている「外国語映画賞」ですが、初めてノミネートされたのは市川崑監督の『ビルマの竪琴』でした。これが第30回(1958年開催)のことで、それ以降は第34回(1962年開催)で木下惠介監督の『永遠の人』、第36回(1964年開催)で中村登監督の『古都』など、日本の作品は多数ノミネートされますが、しかしなかなか受賞することはできませんでした。

「アカデミー賞各賞の日本人初ノミネートと初受賞を調べてみた」のページです。デイリーニュースオンラインは、日本エンタメ映画カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る