伸びない英語学習。時間とお金をかける前に知るべき「本当に効果的な学び方」とは (2/3ページ)
■週1のオンライン英会話だけでは上達しない
『英語学習2.0』を読むと、これまでの自分の英語学習の甘さを痛感させられるかもしれない。岡田氏は手軽に短時間で英語は上達しない、という事実を科学的な見地をもって突き付ける。
ここでは本書から、英語学習にまつわる「3つのよくある思い込み」を紹介しよう。
◇1、海外の映画を何度も観ることが英語力アップにつながる英語ができる人に「どうしたら英語ができるようになるの?」と聞くと、「海外の映画を観るのがおすすめ」と言われることがあるはず。岡田氏はこの回答について「ウソではない」としながら、「すべての人に当てはまる最高の学習法というわけでもありません」と答える。
そのポイントは、「どんなインプットが英語学習には最適なのか?」ということ。
これに対しとある研究者は、「自分の能力で理解可能なものよりも少しむずかしいレベル(i+1と表現)」が最も良いという結果を発表している。また、別の研究者は「i」もしくは「i-1」と言っている。つまり、インプットをする際には、自分がギリギリ理解できるレベルがちょうど学習に効果的だということになる。
これは、英語が分からない人がいきなり海外の映画を何回も観ても、インプットの意味をほとんどなさないということ。自分のレベルにあった英語から触れることが英語力の向上につながるのだ。
◇2、1日10分でもいいから毎日コツコツと英語に触れることが大切だ毎日コツコツと英語に触れることはもちろん大切なこと。しかし、「1日10分」では英語は全く上達しない。
むしろ岡田氏は、「短期集中」で毎日に行うことが重要だと述べる。1日10分でコツコツとなると圧倒的に勉強時間が少ないため、結果が出てくる前にモチベーションが保てなくなる。英語学習の「モチベーションの維持」は短期集中の方がしやすいのだ。
本書では「英語力の伸び=学習生産性×投下時間」と定義されている。