おならで妖怪を退治!ユーモラスな江戸時代の妖怪絵巻「神農絵巻」 (2/3ページ)
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画像出典:中世絵話集め
その晩、妖怪たちが寝静まった後、四人は芋や栗を腹いっぱいに食べ、大砲のような屁を放って大暴れ。たまりかねた大王は四人に宝物を差し出し、許しを請うのでした。
誰によって何の目的で描かれたのかは不明この絵巻は誰によって何の目的で描かれたのかは知られていません。もしかしたら酒に酔った画家が、余興として冗談半分に描いたものが伝わっているのかもしれません。
ただ一度みたら忘れられない独特のタッチが、この絵巻を見た人たちの記憶に残るのかもしれません。この絵巻では、妖怪だけなく、神農たちも、親しみやすいユーモラスなタッチで描かれています。
神農は中国では本来、畏怖されるものとして存在していました。ところがこのお話のように、誰からも親しまれる対象へとイメチェンをし、長く続く人々からの人気を獲得したようです。