知的障害を持った青年が冤罪で死刑となり「世界一幸せな(楽しそうな)死刑囚」と呼ばれるまでの物語(アメリカ)※追記あり (2/5ページ)

カラパイア




・犯人に仕立て上げられたジョー・アレディ

 ジョー・アレディは、人生のほとんどを知的障害者施設で過ごしていた。知能指数は46で、5までしか数を数えることができず、赤と青の違いもわからなかった。

 事件があった直後、ジョーは施設を出たばかりで、ワイオミング州シャイアンの鉄道構内をうろついているところを警察に捕まり、この殺人事件についての取り調べを受けた。

 保安官ジョージ・J・キャロルの厳しい尋問の後、彼は虚偽の自白をさせられるはめになった。

 キャロル保安官は、ケイト・バーカーギャングを一掃した立役者のひとりたった。

 キャロルは、無理やりジョーを犯人に仕立て上げて手柄をあげ、再び新聞のトップニュースに躍り出ようとした、と憶測する者も多い。

 ジョーは筋の通った文章をまとめることすらほとんどできないはずなのに、キャロルによると、ほかの人間が知りえない事件の詳細を知っていたと言うのだ。

 ドロシー殺害と結びつく直接の証拠は何一つないがアレディは有罪になった。
「知的障害を持った青年が冤罪で死刑となり「世界一幸せな(楽しそうな)死刑囚」と呼ばれるまでの物語(アメリカ)※追記あり」のページです。デイリーニュースオンラインは、海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧