知的障害を持った青年が冤罪で死刑となり「世界一幸せな(楽しそうな)死刑囚」と呼ばれるまでの物語(アメリカ)※追記あり (3/5ページ)

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image credit:youtube/El Juicio de Joe Arridy

・真犯人が見つかったのに死刑となったジョー

 この事件にはすでにフランク・アギィラーという第一容疑者がいて、彼の家から凶器も見つかっていたのに、ジョーも逮捕され、プエブロ出身であることがわかると、一気に彼に注目が集まった。

 裁判のとき、一命をとりとめたバーバラがアギィラーに襲われたと名指ししても、当のアギィラーはジョーがドロシーを殺したと主張した。

 結果的に、ジョーもアギィラーも、ガス室での死刑を宣告された。

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image credit:youtube/El Juicio de Joe Arridy

・世界一幸せな死刑囚と呼ばれるように

 死刑囚監房の看守、ロイ・ベストは熱心にジョーの助命活動をしたひとりだ。毎日のようにジョーを訪ね、おもちゃの赤い列車で一緒に遊んだ。

 「ジョーは、子供のように嬉しそうだった。ずっと欲しかったもの、持てるとは思ってもいなかったものを持てたのだから」ベストは言っている。

 1938年のクリスマスイブ、ベストはジョーを自分の家に連れてきて、甥と遊ばせた。
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