大相撲インタビュー関脇・玉鷲「優勝への軌跡」と苦労の日々 (3/3ページ)
この場所、4勝3敗と勝ち越し、ワンチャンスで十両昇進を決める。「(十両昇進までの)3年半は長かった……。相撲が強くならなかったこともそうだけど、言葉の壁も大きかったです。同じ部屋にモンゴル人はいませんから、最初は英語で会話したりもしたし、部屋の先輩たちが話をしているときとか、本当は日本語の意味が分かっていないのに、自分、空気を読み過ぎちゃうタイプなので(同調していると)、“おまえ、本当は日本語分かってるんじゃないのか?”なんて言われたり……(笑)。そんなこともつらかったから、モンゴル人同士でつるんでいると、今度は日本語が下手になっちゃって。試行錯誤の3年半でしたね」
外国人力士の出世のスピードは、いかに早く日本語をマスターするかによるともいわれている。師匠や兄弟子が、よかれと思って送ったアドバイスを理解できずに誤解が生まれた結果、志半ばで角界を去るというケースも少なくない。玉鷲は3年半という時間をかけて、この壁を突き破ったのだった。
現在発売中の『週刊大衆』3月18日号では、遅咲きの異色の鉄人、玉鷲の勝利の秘訣についてさらに詳しく特集。「女子力」の高い日常生活にも迫っている。