乙武洋匡「義足プロジェクトはつらいですけど」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕 (2/2ページ)

日刊大衆

そこで最近、理学療法士の方もプロジェクトのメンバーに入ってもらって、トレーニングをしています」

ゆま「義足を装着する以前に、立つための体の使い方を覚えないといけないんですね。毎日、トレーニングをしているんですか?」

乙武「はい。ストレッチは毎日で、あとは太ももの筋肉をつけるため、階段の上り下りをしています。というのも義足というのは、1本10キロ以上の重さがあるんです」

■最新のテクノロジーを駆使して歩けるように

ゆま「そんなに重いの?」

乙武「皆さんビックリされますけど、実際の足も、それぐらい重いんだそうです。ただ、皆さんはふだんから歩いていて、太ももの筋肉があるから、足が重いとは感じないだけなんです」

ゆま「そうだったんだ。頭が重いと思うときはありますけど……」

乙武「アハハ。とにかく、これだけ応援してもらっているので、頑張りますよ」

ゆま「乙武さんが、義足をつけて颯爽と歩いている姿を見てみたいです。乙武さんはやっぱりポジティブ。いったい、どうやったら、そんなに前向きになれるんですか?」

乙武「刺激が強すぎると、多少のことではヘコたれなくなるんです。私は、この体のハンデが強すぎて、逆に常に“ハードモード”でないと、つまらないんですよね」

ゆま「本当にスゴイ。ハンデがあるからこそ、ちょっとのことでは参らないんですね。私も、そうなりたい」

乙武「今回の義足プロジェクトも正直、トレーニングが辛いんですけど、だからこそ燃えてくるんですよね。膝から下のない人間が、最新のテクノロジーを駆使して歩けるようになれば、これからの福祉にも大きく貢献できると思うんです」

ゆま「応援しています! 私も乙武さんに負けないように、頑張りたいと思いました!」

おとたけ・ひろただ 1976年4月6日、東京都出身。早稲田大学に在学していた当時、『五体不満足』を執筆して大ヒット。卒業後は小学校の教師のほか、タレント活動や教育活動など多方面で活躍している。昨年10月、小説『車輪の上』(講談社)を上梓した。

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