ソ連時代、海賊版のレコードはレントゲン写真のフィルムに焼かれていた (2/4ページ)

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image credit:X Ray Audio (Mit Press)


 その見た目は、雑誌などのおまけについていた昔懐かしのソノシートにも似ているが、表面には骨折した骨や外れてしまった関節といった少々不気味な写真が印刷されていた。

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image credit:X Ray Audio (Mit Press)

 このために、こうしたアルバムの愛好家たちからは、「ボーンミュージック」や「肋骨レコーディング」といった感じで呼ばれていた。


・闇市で流れるメロディ

 こうしたレントゲンフィルムレコードは、片面のみに録音されるのだが、なにしろペラペラのフィルムに浅い溝で録音するものだから、音質はおせじにも優れたものとは言えなかった。

 しかも10数回も再生すれば劣化して聴けなくなるような代物だった。

 だが若者はそれでも構わなかった。闇市に行けば、1~1.5ルーブル程度と安価で購入することができたからだ。

 このようにして当時のソ連の若者たちは、自分たちの懐具合でも手に入る、禁じられた最薄のメロディに胸を震わせたのである。
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