ソ連時代、海賊版のレコードはレントゲン写真のフィルムに焼かれていた (1/4ページ)

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ソ連時代、海賊版のレコードはレントゲン写真のフィルムに焼かれていた
ソ連時代、海賊版のレコードはレントゲン写真のフィルムに焼かれていた

image credit:X Ray Audio (Mit Press)

 ロシアがまだ、一党制の社会主義国家、ソビエト連邦(ソ連)だった冷戦時代、とても抑圧的な政策が敷かれていた。

 メディアは検閲され、海外から届くラジオやテレビの電波は妨害された。体制を批判する書籍等は発禁処分の憂き目に遭い、西洋の音楽とて退廃的であるとして禁止された。

 同時に、こうした圧政に対する抵抗も激化。発禁処分となった本は手で書き写されて、読者から読者の手に渡った。そして音楽でさえ、違法にコピーされたのだ。

 当時、レントゲン写真用フィルムを利用して海賊版のレコードが作られていたという。

・ゴミ箱から回収したレントゲン写真フィルムでレコードを制作

 当時、音楽の記録媒体はレコードだった。音声記録をコピーをするにレコード用旋盤とまっさらなビニールディスクが必要だった。

 しかし、こうした機材は高価で、そう簡単には手に入らなかった。

 そこで音楽を愛するソ連の若者たちは、そうした機材がなくとも、蓄音機を改造してレコード用旋盤を作り、プレスリーやビートルズといった西側の音楽を聴こうと試みたのである。

 このお手製のレコード用旋盤で音楽がプレスされる記録媒体となったのが、ゴミ箱から回収したり、病院から買ったりして集められたレントゲン写真用フィルムだった。
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