投資の神様が徹底して投資するビジネスの正体とは? (4/4ページ)
つまり、サブスクリプションはより具体的な定期課金という「方式」なのに対して、ストックビジネスは収益継続性という「ビジネス概念」であると考えています。
だから、ストックビジネスという単一ビジネスが存在するというよりも、ストック性が高いビジネス、ストック性が低いビジネスといった「収益継続性のレベル」が異なるビジネスが存在するといったイメージでとらえていただきたいと思います。
たとえば、 私が以前勤めていたドクターシーラボという化粧品通販会社では、ストック性が高い化粧品通販を営んでいましたが、サブスクリプションモデルではありませんでした。
サブスクリプションビジネスを検討する際に、そのビジネスの「ストック性」を分析することがとても重要です。そして、ストック性が極めて高いビジネスに限ってサブスクリプションモデルを導入するべきです。単なる流行でサブスクリプションモデルを導入しても大抵は失敗するでしょう。
小泉:そうですね。彼がCEOを務めるバークシャーハサウェイは持ち株会社ですが、 彼が成功してきた投資先を見ると、どれもストック性の高いビジネスを展開しています。クレジットカードを発行するアメリカン・エキスプレスの株を取得したり、最近では鉄道会社を買収しています。バークシャーハサウェイは時価総額でいえばGAFAの次くらいの規模ですね。巨大企業です。
――お話をうかがっていると、ソフトバンクとも似ているように感じました。小泉:孫正義さんはウォーレン・バフェットのやり方を真似していると公言していますよね。IT分野のバフェットになりたいそうです。
――ストックビジネスのメリットとデメリットを改めておうかがいしたいです。小泉:メリットは安定収入が得られるという点が大きいですね。またストックビジネスの多角化経営を展開することで、中小企業でも安定収益を複合的に積み上げながら、大きく成長拡大できることです。一方のデメリットは立ち上げに時間がかかるということ。ビジネスシステムを構築して改善していくことが求められるので、それなりに時間と労力が必要です。ただ、そのデメリットを解決できる方法も存在します。それは後編でお話したいと思います。
(後編に続く)