4600トンの海底ケーブルがネット通信速度の新記録を樹立

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4600トンの海底ケーブルがネット通信速度の新記録を樹立
4600トンの海底ケーブルがネット通信速度の新記録を樹立

IMAGE: MICROSOFT

 海底ケーブルはインターネットの要である。世界各国に張り巡らされるサイバー空間は、海底の光ファイバーケーブルのたまものであるのだ。

 そんなケーブルの1つが、アメリカ、バージニアビーチからスペイン、バルボアの間に横たわる「マレア(Marea)」だ。

 最近、このケーブルが1秒間に送信するデータ量の新記録を樹立したとインフィネラ社から発表があった。
 データ量の新記録を樹立を記念し、海底ケーブルに関する事実を見ていこう。

・1. 378本

 これは現在海底に存在するケーブルの数だ(テレジオグラフィー社調べ)。

 現代のケーブルは、光ファイバーとレーザーでデータを送信する。以下のマップを見れば、世界が海底ケーブルでどのようにつながっているのか一目でわかる。

Submarine Cable Map
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・2. 6604キロ

 新記録を樹立したマレアケーブルの全長である。所有者はフェイスブック、マイクロソフト、テルシウス。

 お庭のホースのようなケーブルの中には、8対の光ファイバーが収まっており、それぞれが中央分離帯で分けられた道路のように双方向の流れを確保する。完成したのは2017年9月のことだ。

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IMAGE: MICROSOFT

・3. 4648トン

 ずしりと重い。マイクロソフトによれば、シロナガスクジラ30頭に匹敵するそうだ。これが海底5キロの地点に横たわっている。

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・4. 33ミリ秒

 マレアがスペインから米国まで光子を送信するのにかかる時間だ。ガラス製の光ファイバーを伝う光の移動速度は、真空に比べば、遅い。

 従来、こうしたケーブルによる通信はモールス信号のようなものだった。つまり光が点灯していれば「1」、消えていれば「0」を表していた。

 今やそれよりも少々複雑だ。高速でデータを送信しようと思えば、光のオン・オフでは物足りない。2010年に導入されたシステムでは、光の位相の調整を利用して、情報が送信される。


・5. HD動画400万本

 これまでマレアで一方向に一度に送信できたHD動画の本数だ。

 マレアの標準的な通信速度は20テラビット/毎秒である。4K画質のUHD動画でさえ79万3000本を同時に送信できる。

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IMAGE: MICROSOFT

・6. HD動画480万本

 インフィネラ社が採用した新しい方法によって、転送速度24.2テラビットが達成された。これならHD動画480万本を一度に送信できる。4K動画なら96万本だ。

 じつはもっと高速化できるのだが、24.2テラビットに抑え余裕を持たせておいたほうが、データのロスを防ぐうえで都合がいい。


・7. 26.2テラビット/毎秒

 インフィネラ社が到達した最高通信速度だ。

 この速度を多少なりとも実感するために、こちらでご自身のデバイスの通信速度を調べてみるといい。これはメガビット/毎秒(Mbps)で通信速度を計測する。もし250Mbpsなら、0.00025テラビット/毎秒ということだ。


・8. どうやって達成したのか?

 ケーブル容量の2割り増しの通信速度を実現するために、インフィネラ社は光を効率よく光ファイバーに流すための装置を開発した。

 それはまず、光の波長を複数にすることで、個々の波長を圧縮して光ファイバーに流す。さらに各波長を副搬送波のセットにして、いっそうの圧縮を実現する。


MAREA Internet Cable Under the Atlantic Ocean is Finally Done

 こうした技術革新もさることながら、世界中が光ファイバーとレーザーによって網の目のようにつながっているという事実を知るだけでも、ワクワクするのではなかろうか。

References:microsoft / popsci / newatlas/ written by hiroching / edited by parumo
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