「毒がないから安心です」 岩手・鶯宿温泉で育った「温泉トラフグ」がすごい (1/2ページ)

Jタウンネット

鶯宿温泉で養殖されたトラフグ(画像提供:秋田共栄観光)
鶯宿温泉で養殖されたトラフグ(画像提供:秋田共栄観光)

フグというと、条件反射的に下関を思い浮かべる人も多いだろう。山口県を中心とした日本海側が産地、というイメージが強い。ところが岩手県の内陸、秋田県に隣接する雫石町の鶯宿温泉で、「温泉トラフグ」などと呼ばれる養殖のフグが話題になっている。

鶯宿温泉は、約450年前に開湯した、湯量豊かな温泉だ。江戸時代から南部藩の城下町・盛岡の奥座敷として、地元の人々に親しまれてきた。この鶯宿温泉で育てられている「温泉トラフグ」とは、いったい何だろう。Jタウンネット編集部は、電話で話を聞いてみることにした。

「歯応えがよく、味も良い」
鶯宿温泉で養殖されたトラフグ(画像提供:秋田共栄観光)

電話で答えてくれたのは、北東北でプラザホテル山麓荘グループを展開する秋田共栄観光の担当者だ。本社は秋田県仙北市、田沢湖畔を拠点としている。雫石町鶯宿温泉で「温泉トラフグ」を養殖しているのは、その子会社だ。

「2年以上も前から準備を始めました。まず水質検査で、有害な金属などを含まないことを確認しました。次にPH値はPH8.5と、ほぼ海水と一緒でした。また温泉水だけに、カルシウムやカリウムなどミネラル分も豊富です。あと水温と塩分濃度を調整することで、養殖が可能だと判断しました」

以前ホテルだった建物を買い取って養殖場にし、1万リットルの水槽を10基設置した。18年2月にトラフグの稚魚約4000匹を入れ、育て始めた。「冬に水温が低下して成長が鈍くなる海なら、1年半以上かかりますが、温泉水なら1年足らずで出荷できる大きさに育ちました」と担当者。

「何よりも良いのは、温泉水育ちのフグには毒がないことです。フグの毒というのは、海で食べる貝や海藻がもとになるそうです。

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