上司のミスを見つけたとき「言ってはいけないこと」 (1/2ページ)
仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。今回は「上司のミスを指摘したい」という女性のお悩みに、トレンドコラムニストのヨダエリさんがアドバイス。
上司のミスを指摘したい
ミスの多い上司がいます。この前も上司が作成したプレゼン資料にまちがいを見つけ、プレゼン直前で指摘しましたが、謝罪もお礼の言葉もありませんでした。不快に思われずに、上司のミスを指摘するにはどうすればいいのでしょうか?
■上司のミスを指摘するとき「言ってはいけないこと」
まちがいをスルーするわけにはいかない、でも上司にイラつかれるのは避けたい。わかります。頷きすぎてムチウチになりそうなくらい、わかります。
こんな言葉をご存知でしょうか。「男は敷居を跨げば七人の敵あり」。男性は社会に出ると常に競争や勝ち負けがある、といった意味です。これは今回のテーマにも通じます。というのも、勝負や序列にこだわる、ある意味男性的な人ほど、部下にミスを指摘されると不快になりがちだからです。
逆に言うと、プライドを刺激しなければ、ムッとされるリスクは軽減できます。避けたいのは、「ここまちがってますよね?」「ここは○○ではなく××です」などと相手のまちがいを断定する言い方。「えらそうに」「生意気な!」とネガティブに受け取られかねません。
代わりに、こう伝えましょう。「ここは、もしかしたら○○かなと思うのですが、いかがでしょう?」。断定するのではなく、仮説を投げかけて相手の意見を聞くスタイルです。言っていることは同じなのに、まったく印象がちがってくると思いませんか?
ポイントは、絶対にミスだと確信していても、自信なさげにすること。言い負かそうとしているんじゃないよ、というアピールにつながります。
あまりにミスが続く場合は、上司の上司に相談してみるのも手。代わりに話をしてくれるかもしれません。