「くまもとメディカルネットワーク」の事業主体である熊本県医師会が熊本地震に関する調査を発表 (1/2ページ)
震災後は、「体調不良時にどの病院に行ったらいいのか?」など、健康面のケアに関して不安になるものです。そんな状況を調べるため、医療・看護・介護等の施設をネットワークで結びサービスに活かす「くまもとメディカルネットワーク」 の事業主体である公益社団法人熊本県医師会では、10~70代の熊本県民500名を対象に、2016年に発生した「熊本地震」に関する調査をおこないました。
震災後の「体調不良」率は約6割と多いものの大多数が医療機関に受診せず
震災時はケガなどだけではなく「体調不良」を感じた人の割合も58%と約6割に。多くの人が震災の影響で体に不調を感じた経験を持っていることがわかります。具体的な症状としては「不眠」(65%)、「地震酔い」(62%)がツートップとなり、以下、「頭痛」(19%)、「食欲不振」(19%)と続きました。また、車中泊や避難所での生活の影響などで「エコノミー症候群」を発症した人も6%にのぼっています。
しかし一方で、体調不良を感じた人のうち、約9割(88%)は「医療機関に行かなかった」と回答。その理由としては、「自分よりも優先すべき重篤な患者がいると思った」(45歳・男性)、「電気が復旧せず、どの医療機関が使えるかの情報が届かなかった」(18歳・女性)などの声があがっています。子どもの4人に1人が体調不良に
18歳未満の子どもを持つパパ・ママからは、「子どもが体調不良を訴えた」という声も約4人に1人(26%)にのぼっています。