なぜ名鉄名古屋駅は「迷駅」になったのか 「初見殺し」のカオス駅が生まれた理由 (4/4ページ)

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西側に近鉄名古屋駅、東側に地下街や地下鉄東山線名古屋駅があるため、拡張も容易にできなかったが、このほど名鉄百貨店の再開発計画と合わせて22年度に着工、現行の駅の南方に線路とホームを増設して4線構造とする計画である。すぐ西隣に近鉄名古屋駅が接しているため、南北に駅を広げることで対応する模様だ。

名鉄名古屋駅の改良計画図(名古屋鉄道プレスリリースより)
名鉄名古屋駅の改良計画図(名古屋鉄道プレスリリースより)

実現すれば名古屋以北(岐阜・犬山・津島方面)と以南(豊橋・中部国際空港方面)の乗り場がさらに細かく分離できるようになると推定されるため、幾分かはわかりやすくなりそうだ。

ただ同駅周辺の再開発計画がまた大がかりなもので、現名鉄百貨店周辺から南方へ長さ400メートル、高さ100メートル以上のカマボコのような巨大な複合ビルディングを建て、商業施設・ホテル・バスターミナル(現名鉄バスセンターと思われる)などが入る内容。

2000年代以降、JR東海がJRセントラルタワーズ、JRゲートタワーと立て続けに超高層ビルを建設してきたが、名鉄もまたここにきて名駅周辺の起爆剤になりうる再開発を、社運をかけて推進しようとしている。

計画通りなら、名駅周辺の摩天楼にまたビルが増える
計画通りなら、名駅周辺の摩天楼にまたビルが増える

名駅ではJR側でも工事が始動している。すなわちリニア中央新幹線の建設工事がすでに始まっており、27年度の開業を目指している。これはJR駅の地下30メートルに設けられる計画で、名駅の地下がさらに迷宮となる可能性もある。名鉄名古屋の混沌ぶりが解消できても、さらなるラビリンスが生まれるかもしれない。

名鉄・JR・デベロッパーそれぞれの思惑の中で、名駅周辺は2020年代にまた大きく変わろうとしている。名鉄名古屋駅も数十年ぶりの大改造が実現するかどうか、変わり目に来ている。

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