小野小町も死んだらドクロ。彼女の遺体が腐乱していく姿を描いた衝撃的な「九相図」の意味とは? (2/5ページ)

Japaaan

今回は、そんな「世の無常」を伝えるべく、小野小町の死体が腐乱していく様子を9段階に分けて描かれた「小野小町九相図(おののこまち きゅうそうず)」はじめ「九相図」を紹介したいと思います。

「九相図」、どんな目的で描くのかと言いますと、仏僧たちの煩悩(色欲)を絶つために「死んだら腐って骨になっちまうような女にうつつを抜かすなど、下らない!」というメッセージが込められています。

それで、わざわざこのような絵を残したわけですが、その目的ゆえに美女が描かれることが多く、小野小町の他にも有名どころでは嵯峨天皇の皇后陛下である橘嘉智子(たちばなの かちこ。檀林皇后)の九相図も伝わっています。

さて、前置きはこれくらいにして、さっそく「九相図」の各段階を紹介していきたいと思います。

死体が腐っていく9段階

河鍋暁斎「髑髏と蜥蜴」、明治二1869年ごろ。

「九相図」は美女が亡くなってから荼毘に付される(火葬される)までの9段階を基本とし、ものによってはビフォア(生前の姿)を加えて十相とすることもありますが、その大まかな流れは以下の通りです。

一、脹相(ちょうそう)

肉体の腐敗によって体内からガスが発生、死体が膨れ上がった様子が描かれています。

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