ボートレースアンバサダー植木通彦「進入隊形はドラマチック」 (2/2ページ)

日刊大衆

私も、何度もインコースに入られた経験がありますから」

――ボートレース界のレジェンドから思いがけないお言葉。

植木「もちろん、動揺はありますけど、あらゆることを想定しながら1着を獲るにはどうしたらいいかを考えます」

――なるほど。そこには、ボートレーサーだからこその思いがあるようだ。

植木「出足というのは、握り込みが大事。握った瞬間、スムーズにいっている人と重い人が、本場に行くと分かったりします。そういうのを見るのも面白いですよ」

――植木氏に教えていただいたことを念頭に置いて、ボートレース場で間近に見れば、さらなる楽しみが増えそうだ。

■進入に注目しつつ5万舟券!

 個人的にも、進入についてはこんな思い出がある。昨年のプレミアムG1ヤングダービー開催3日目第8レース、5号艇の安河内将選手が素早いピット離れから3コースに入り込んだのである。

 すると、安河内選手のマクリ差し一閃! 516=554.6倍をいただいた。思わず、ガッツポーズを握り締め、雄叫びを上げたのを覚えている。

 これからも、進入隊形には要注目。植木氏のお話を思い出しながら、ボートレースの面白さ、奥深さを堪能したい!

うえき・みちひこ 1968年生まれ、福岡県出身。ボートレースの世界で、“艇王”と謳われたレジェンド。公営競技史上初の年間獲得賞金2億円を手にし、生涯獲得賞金22億円を突破するなど活躍。引退後は“ボートレーサー養成所(旧やまと学校)”所長として後進の育成にあたった後、要職を経てボートレースアンバサダーに就任。

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