大気に含まれる二酸化炭素の量が過去300万年で最大である可能性。地球は劇的な気候変動の中にある(ドイツ研究) (2/3ページ)

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 二酸化炭素が減少する原因はいくつか考えられる。

 たとえば、火山からの排出が減ったこと。あるいは岩石の風化速度が変化し、海底に運ばれる堆積物の中に閉じ込められる量が増加したことなどだ。

 大気中の二酸化炭素が減れば、そこにとらわれる熱も減ることになり、その分気候が低下。氷床も形成されやすくなる。

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・サイクルの変化と地質学的プロセスとの関係

 2つめの地質学的プロセスもまたサイクルの変化に大きく関わっている。

 陸上に氷がない状態では、地表の一番上に表土(月の分厚い塵層がその好例)という未固結の岩石がたまる。

 この表土の上に形成される氷は、しっかりとした岩盤の上に形成されるものよりも不安定となる。そのために氷床はより速く流れるし、厚さも薄いままになる。

 地球の軌道内での位置が変わると、地球表面にあたる日光の熱量が変化するが、熱くなった場合に特に解けやすいのはこうした不安定で薄い氷床だ。

 一方で、氷河には表土を押しのけ、再び岩盤を露出させる働きもある。初期第四紀にいくどか到来した氷河期では、この作用のおかげで岩盤が露出し、新しく形成される氷床はしっかりとした場所に固着することができただろう。

 氷河期が延び、間氷期が短くなったのは、寒冷化した気候と、回復力のある氷床が原因であるというのが今回の研究の結論だ。
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