大気に含まれる二酸化炭素の量が過去300万年で最大である可能性。地球は劇的な気候変動の中にある(ドイツ研究) (3/3ページ)

カラパイア



earth-216834_640_e
photo by pixabay

・気候変動の今後の動向

 こうした発見は、現在の都市が今後も住めるのかといったことを予測するうえで重要なことだが、現在の気候変動の動向を知るうえでも大切なことだ。

 ウィライト氏らのモデル研究によれば、初期第四紀における大気中の二酸化炭素は400ppm以下だったという。だが現在の世界平均は405ppmで、まだまだ増加を続けている。

 250万年前の後期鮮新世(第四紀の前の新第三紀に区分される)の世界平均気温は、化石燃料の使用が普及する以前の平均よりも1.5度高かったとモデルは示している。

 そして、この気温は現時点で第四紀をとおして一番高い気温である——しかし、それもすぐ変わるかもしれない。

 すでに地球は産業革命以前と比べて1.2度暖かい。2016年のパリ協定では、気温上昇を1.4度以内に抑えることが合意されたが、これは250万年前の気温に相当する。

 万が一、この範囲に抑えることができず、それまでの目標だった2度まで気温が上昇することになれば、この地質学時代において最高平均気温の時代が到来することになる。

 この研究は4月3日づけの『Science Advances』に掲載された。

References:popsci / livescience/ written by hiroching / edited by parumo
「大気に含まれる二酸化炭素の量が過去300万年で最大である可能性。地球は劇的な気候変動の中にある(ドイツ研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る