太古の昔、4本足のクジラが陸と海の両方で暮らしていた。南アジアに続き南米ペルーでも化石を発見。 (3/3ページ)

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 またビーバーのような尾骨は、泳ぐときに便利な補助として使われていた証拠である。ただし、今日のクジラのような尾ビレだったかどうかまでは不明だ。

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photo by pixabay

 鋭く、ハサミのような歯からは、ペレゴセタス・パシフィカスが肉食動物だったことが窺える。現在のクジラの多くと同じく、大きな硬骨魚を食べていた可能性が高い。

 しかしペレゴセタス・パシフィカスの歯は、複雑な歯尖の犬歯、小臼歯、大臼歯を持つ現代の肉食動物にも似ている。


・長い時間をかけて海の生活に適応していった

 長い時間をかけて骨盤骨が脊椎から離れ、泳ぎやすくなった一方、浮力をえられる水中で過ごす時間が長くなったことで、進化のリソースは体重を支えられるだけの強靭な足を作ることには割かれなくなっていった。

 やがてクジラの前足はヒレに変形し、後ろ足は退化して消えた。

 現在のクジラは、まだ陸で暮らしていた遠い祖先からわかれて随分経つ。その名残りを、いくつかの種の骨盤についている骨の痕跡として見ることができる。

References:Ancient four-legged whales once roamed land and sea/ written by hiroching / edited by parumo
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