「忘れること」「ブレないこと」資産運用で最後に勝つためのアドバイス (2/3ページ)
米国株の個別銘柄自体は日本でもネット証券で買えるのですが、手数料を取られますし、外国有価証券の口座を作らないといけませんし、取引時間は日本の夜だし、何かと面倒なんです。
取引時間については指値をしておけば、指定の金額で取引できるのですが、そこまでやる人はもう「マニア」でしょう(笑)。
――米国株式の投資信託にも種類があり、どういう商品に投資すればいいのかは悩みどころです。どんな視点で商品を選んでいけばいいのでしょうか。太田:まずは「米国株に投資する投資信託」。さらに運用コストが安いというのが条件になります。具体的には手数料はゼロで、信託報酬は0.3%以下。モーニングスターなどの専門サイトに行ってこの条件で検索をかければすぐ出てきます。
その中でも現時点で一番有利なのが、本にも書いた「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」という銘柄です。信託報酬率(運用コスト)が年率0.1728%(税抜 年率0.160%)以内で30年間運用可能なのが強みで、つみたてNISAなどの非課税口座ならなお良しですね。
――私は投資未経験者なのですが、本書で推薦されているファンドを買う時に窓口で何と言えばいいのでしょうか?太田:今はオンライン証券で買えてしまうのですが、もし金融機関の窓口で買うのであれば、例えば「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はここで積み立てで買えますか?」と聞いてみるのがいいと思います。
ただ、銀行ではほとんど勧めていないと思います。販売手数料や信託報酬が低いから、彼らは売りたがらないんです。だからオンラインで購入する方が確実です。窓口だと「もっといいものがありますよ」といって別の商品を勧められてしまうこともあるでしょうし。
――資産運用全般についてのアドバイスもいただきたいのですが、今のお話を踏まえるとまずは窓口で勧められる商品は買うなと。太田:それでいいと思います。業界関係者には怒られてしまうかもしれませんが、窓口担当者を凌駕する投資知識を持っている人以外は、よほどのものじゃない限り窓口で勧められる金融商品は買わない方がいい。厳しいようですが、金融商品を購入する方は必ず自分で調べる習慣をつけていただきたいです。